他人の携帯アドレスや名前を偽装する「なりすましメール」を悪用したいじめが、中高生の間で急速に広まっています。
・クラス全員から悪口のメールを送られたと思い込み、不登校になる子ども
・親しい友人になりすました悪意のあるメールを受け取り、人間不信になる子ども
・なりすましメールを使ったチェーンメールでいじめを受けるこども
 子どもたちを苦しめている「なりすましメール」をご存知でしょうか?
 「なりすましメール」は以前から、インターネット上で一部の悪質業者がスパムメール(迷惑メール)の送信元偽装に利用していたものですが、1年ほど前から、子どもたちの間で流行し始めました。
 この送信元アドレスの偽装は、「匿名メール」などと呼ばれる携帯サイトに接続し、表示したいアドレスを打ち込めば簡単な操作で可能です。
 そして、「なりすましメール」は、受信者の携帯画面上には偽装アドレスだけが表示されて、本当の送信者のアドレスは表示されません。
 東京都内の中学生は、突然、クラス全員のアドレスで「うざい」「死ね」などといった内容のメールを受け取り、以来、学校に登校できなくなりました。
 学校が調査したのですが、送信した生徒は見つからず、連絡網代わりにクラスで公開しているメールアドレスが悪用された「なりすましメール」と判断されました。けれど、誰のいたずらだったのかは、とうとう分からなかったそうです。
 また、最近では「チェーンメール」の最初の送信に「なりすましメール」を使った、いじめ(誹謗中傷や携帯で撮影した写真を使ったもの)まで行われています。
 さらに「なりすましメール」の中には、発信者を偽装したメールを最大1万件まで数分のうちに連続して発信できる「メールボム」や、携帯サイト上で無料で取得できる「サブアドレス」を悪用したものもあります。
 サブアドレスの場合、1人で複数のサブアドレスを取得できるため、いじめのたびに使い捨てにするケースも報告されています。
 誰から送られてきたメールか分からないまま、クラスメートしか知らないはずの話題を織り交ぜながら悪口を書かれ、精神的に追いつめられるケースの報告も多数あります。
 このように、とても見逃しにできない「なりすましメール」への対策がとても重要なのですが・・・・
 国内では虚偽のアドレスを使って送信する行為「なりすましメール」を規制する法律はなく、仮に相手を中傷する内容のメールだとしても、掲示板のように誰もが見られる状態ではありませんので、刑法上の名誉棄損にもなりにくいのが実状です。
 
 けれど、簡単に防ぐ手段があります!
 それは、携帯電話の設定を変えるだけでできます。
 [:green:] NTTドコモ
 「受信拒否」の設定を「弱」
  ※送信メールアドレスを存在しないドメインになりすましたメールを拒否します。
 「受信拒否」の設定を「強」または「キッズモード」
  ※携帯・PHS以外のメール、出会い系等のURL付きのメールを拒否します
 [:green:] au by KDDI
 「フィルターレベル (高)」
  ※PCからのメールを拒否します。
 「フィルターレベル (中)」
  ※しつこいメールを指定して拒否します。
 「フィルターレベル (低)」
※未承諾広告となりすましメールを拒否します。
 [:green:] ソフトバンク
 「フィルターレベル (高)」
  ※携帯・PHSのみ受信します。
 「フィルターレベル (中)」
  ※携帯・PHS・パソコンからのメールを受信します。なりすましメールは拒否します。
 「フィルターレベル (低)」
  ※未承諾広告となりすましメールを拒否します。
 大切なことです。
 全員が「受信拒否」すれば「なりすましメール」がいじめに使われることはなくなります。
 「なりすましメール」を送る人はいなくなります。
 どうか、学校の先生方も保護者の方も、みんなが、まず設定方法を覚えて、子どもたちに教えて欲しいと願います。